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今月の9月1日にかねてからNVIDIAが大体的に牽制をかけていたRTX30シリーズがついに発表されました。過去数十年間のGPUの進化の歴史をクローズアップし「かつてないブレイクスルー」という強烈なスローガンを掲げてついに爆誕した新GPU。ここ最近ゲームへの情熱が完全に枯れ果て、Amaプラのビデオ鑑賞に浸っている管理人目線で考察してみようと思います。

RTX30シリーズの大体の性能

もの凄く大雑把な性能部分を見てみようと思います。

  • RTX3090/RTX2080Ti+70~80%?/350W/CUDA 10496/$1499/8pin*2
  • RTX3080/RTX2080Ti+40~50%?/320W/CUDA 8704/$699/8pin*2
  • RTX3070/RTX2080Ti相当/220W/CUDA 5888/$499/8pin*1
  • PCI Express 4.0サポート
  • NVIDIA RTX IO (PS5の魔法のSSD同等ストレージ機能)
  • NVIDIA Reflex
  • NVIDIA Broadcast
  • レイトレが伸びる(2~3割増し?)

発売日以降の実際のベンチマークが出てこないと何とも言えないんですが、大体の性能の指標はRTX2080Tiと同等性能であるRTX3070を起点として消費電力から換算すると大雑把に割り出せると思います。何時もの世代交代のルール上で言えば3070は80、3080はTiライン以上の性能ポイントに存在しているので、今回はかなり性能を盛ってきている様子。何やらCUDAが新技術による倍換算でとんでもない数字になっているし、高解像度帯に於いて強烈な性能を発揮する可能性はあるのかもしれない。また、付加機能として超高速ストレージアクセス技術「NVIDIA RTX IO」を搭載し、えげつない程にCS機を潰しにかかってきている点も見逃せないポイント。NVIDIA RTX IOに実用性が出てくるのは1年ぐらい先ではあるものの、自作PC界隈にとって導入の敷居はそう高くは無いと思われ、次世代CS機のPCに対する優位性はRTX30シリーズの登場で殆ど無くなってしまったと言っても過言ではないです。

色々とブレイク

ブレイクスルーしたのは「価格」と「性能」。しかし同時に「消費電力」と「発熱」もブレイク。300W超えの発熱に対抗するために80と90シリーズのFE版では極めて特殊な冷却メカニズムを搭載する事態に発展、90番台はFEとしては前例のない異例のデカさに・・・。この30シリーズの強烈な消費電力については既に色々議論がなされているようですが、個人的にはそんなに大した事無いと思います。しっかりとした排熱メカニズムがあるのであれば、発熱量が大きければ大きい程冷却効率は上がるので”GPU自体の冷却は”結構何とかなると思います。問題なのはむしろPCケース側の排熱能力、特にオリファンモデルはもの凄い量の熱が毎秒ケース内にぶちまけられる事になるので、排気の弱いケースは見事にホットボックス化しグラボがダウンクロックしまくりで性能がさっぱり発揮できない事態に陥る可能性も大きいです。80や90番台を設置する場合、ケースの選定を良く考えた方が良いかもしれません。

また、80と70番台の性能差が大きく、この隙間に丁度いい感じの250W級のハイエンドがすっぽり収まるような気がしてならないので「300W級の発熱はあり得ん」と判断する場合、それを待ってみるのも良いかもしれません。噂によるとここがスッポリ空いているのはAMDの次期GPUへの牽制らしいので、多分それに合わせて70Ti辺りが出てくるような気はします。

価格

90が$1500、80が$700、70が$500、RTX2080Ti以上の物が$500という事なので確かにブレイクスルーなのかもしれない。しかし思うに、そもそもRTX20シリーズが高過ぎだろという話なので、これでやっと高過ぎるグラボの価格がある程度正常化したというのが正直な印象。

さて、$の話は置いておくとして問題は国内価格。90が\229,800、80が\109,800、70が\79,980、という数字をNVIDIA公式のJPサイトでは提示しています。果たしてこの数字がどのようにして出てきたものなのかはわかりませんが、異常な高騰が予想される日本国内での価格を牽制したという意味合いが強いんじゃないかと僕は思います。2080Tiが捌けきらない国内に於いて3070が10万、3080は15万というのは充分あり得そうな話であり「まさかこれ以上にはしてくれるなよ」というNVIDIAのメッセージなんじゃないかと。

現実的な話、国内では3070を年末に頑張って6万円台でゲット出来れば御の字ではないかと。後はあらゆるキャッシュバックサービスMAX増し増しで80番台を「実質」9万円で狙うのも可能性としては無くは無いかも。80、90番台を狙うなら輸入するのが現実的な話ですが・・・現状EMSのUS発送が復旧しておらず、返送となった場合手間もコストもダブルな状況という点は覚悟する必要はあります。まあグラボはかなり初期不良リスクは低いので輸入も十分有りは有りかな、と。

国内本命はRTX3060

RTX3060はおそらくRTX2080~2080S程度の性能で$350~$400でリリースされると思われ、レイトレ性能については多分RTX2080Ti級になるはず。国内だとおそらく4万~5万円台になるのではないかと。「NVIDIA RTX IO」もあるだろうし充分次世代CS機と渡り合えるので数年は3060で戦えるはず。エントリーレベルのグラボでCS機を出頭から完封するというマジック、これによってPCも充分ゲーミング環境として次世代CS機と戦い得るものになってくるはず。「ゲームはCS機で」というPCゲーマーの心の揺らぎを真っ向から叩き潰す今回のRTX30シリーズの発表は中々格好良かったなと思います。

故にスルーか

さて、僕は現在オンボードな人になっていたりします。別にRTX30シリーズに合わせてグラボを処分したという事でも無いんですが、確かにタイミング良かったというのもあるのかもしれない。しかしRTX30シリーズを購入する予定はさっぱりありません、今持ってる水枕使えんし。多分値頃になった2080辺りを購入し直す事になるでしょう。もしくは3060を空冷か。やっぱり適正な価格で普通に買えないとなると・・・ならもうなんかいいやみたいな。日本のPCゲーマー少なすぎてもうどうもならんぞこれしかし。

とても熱いNVIDIAの発表ではあったものの、残念ながらその熱波は国内までは届かないのかも。日本CS機強いし。ただ、次世代CS機によって現状の構図が崩れる事はこれで早々に無くなったのは確かであり、今後もPCメイン一本体制で行けそうだという安心は得られたような気はします。しかしここまで露骨に完璧に入念にCS機を潰してくる辺り、NVIDIAはやっぱりどこか不器用で無骨な会社だよなとちょっと思ったりします、技術屋寄りなんだろうなという。

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