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ゲーミングモニター 考察

Last updated on 2019年12月28日

ゲーミングモニター 考察

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ゲーミングモニター(以降:ゲーモニ)っていうものは数年前ぐらいまでは主にPCゲーマーだけが使うようなニッチな製品だったんですが、最近はもう少し一般的な層まで間口が広がってきていると思います。
考えられる理由としては、人柱なPCゲーマー達の熱心な度重なる投資的購入によりゲーモニ自体の品質が向上、そして徐々に売れ出し生産性がアップすると共に、性能を上げつつ価格的にはシュリンクダウンされてきたという点が大きいのではないかと。
ここ数年のゲーモニの進化スピードたるや相当なもので、解像度のメインはWQHDへ移行、色域はsRGP100%越えへ、リフレッシュレートはWQHD144Hzが当たり前という時代に突入し出しています。

さて、管理人は基本的にPCゲーマー寄りな人種であるため、やはり例に漏れずゲーモニに多くの資産を奪われてきた類の人間だったりします。
多分、もう20回ぐらいかそれ以上か自分でもよくわからんぐらいメインモニターを変更しており、最近はゲーモニ変更ストップ条例が自分の中で発動していたりします。
ゲーモニに関する記事っていうのは結構世の中に溢れているし、基本的な情報はその辺から拾い上げることが可能なので、僕はこの記事で簡潔に、実際使っていた経験から正直な使用感について書き留めて置こうかと思います。

解像度と画面サイズの関係性

僕が今まで使った事のあるゲーモニのサイズと解像度。
・24インチ/フルHD/WQHD/4K
・27インチ/フルHD/WQHD/4K
・31.5インチ/WQHD
・34インチ/UWQHD(ウルトラワイド)
とこんな所。
モニターのサイズを選ぶ上での鉄則は・・・
「解像度は映像の精細さ、画面サイズは作業領域を決定する」
という点。
映像を綺麗にしたいなら高解像度モニターを、作業面積が欲しいならデカいモニターを選ぶ、或いはデュアルディスプレイにするという事になります。
24~27インチ4Kモニターで4Kの作業面積を求めるのは極めて現実的ではないか目が死ぬのであまり良い発想では無いです。
作業領域という観点から4Kを選ぶ場合は頑張って31.5インチ、出来れば40インチ級を選ばないと現実的には使いようが無いと思います。
異色とも言えるウルトラワイド34インチモニターはゲーマーの憧れですが、このサイズのモニターは結構癖のあるサイズで使う人間を選びます。
ゲーム向けと言われますが、実際ウルトラワイドに対応するゲームは意外と多くは無く、その効果を発揮する場面は少ないです。
むしろ、ゲームより作業をするには非常に使い勝手が良く、何時もの作業用領域にプラス、ブラウザを立ち上げて置けるワイドサイズは大きな強みと言えます。
また、デュアルディスプレイ環境を一枚に絞りたい場合にも有効なサイズです。
一点ウルトラワイドモニターの大きく特殊な問題として、ゲームの録画やおそらく配信等には全く向かない画面比率であるという点は気を付ける必要があります。
21:9で録画する事は出来ますが、編集するには非常に扱い辛いサイズであるという点、多分配信等ではそもそも使いようが無いという点は押さえて置くべき点です。

パネルタイプ IPS VA TN 所感

画面のサイズと解像度が決まってきたら、次は具体的なモニターの機種選びに入ってくると思います。
そこで登場するのがパネルタイプによる映像の映りの違いです。
この辺も調べると結論が出尽くしている部分でもあります。
IPSかVAであればそんなに違いは無いんですが、実は並べて使うと映りが全然違ったりもします。
IPSは光の透過率が高い(漏れているとも言う)ので、大袈裟に言うとステンドグラスのような透き通るような発色の鮮やかさが強みです。
なので、例えば白地の背景に赤や青の色が乗る場合、非常に綺麗に見えます。
反面、暗めのコントラストが弱く、濃い色は何か全部黒っぽくなります。
あとはやっぱり黒が黒にならずグレーがかるのが特徴です。
また、IPSは部屋が明るくても暗くても映りが殆ど一緒です。

VAは言ってみると大袈裟に言って油絵。
色の鮮やかさではやっぱりステンドグラスという反則技を持つIPSには劣る感じなんですが、ぶっちゃけ色彩表現はVAの方が豊かです。
暗い濃い色をしっかり使い分ける事が出来、コントラストが高いのでオールマイティに綺麗に映ります。
また、黒がガチで黒いので始めてVAを使うと黒の黒さに驚いたりはします。
VAは部屋が明るいと暗めの濃い色が死ぬので全体的に白っぽく見えるようになります、逆に部屋が暗いと外光によって潰されていた色が復活し見違えて綺麗に見えます。

TNはどうだろう、僕はTNパネルは殆ど使っていた事が無く、今日日IPSやVAとそんなに価格が変わらないので選ぶとしたら特殊な理由だと思います。
例えば競技用(240Hz狙いとか)としてか、完全なサブとしてとか。

応答速度についてはTN>IPS>VAという順で高性能ですが、正直一般ピープルはそんなに気にする事では無いと僕は思います。
ゲーモニを名乗る殆ど全てのモニターは、ピクセルレスポンスという点についてはどれも高水準にあるので。
視野角も殆ど気にする必要も無いぐらいの違いですが、TNについては画面端の変色が「気になる」レベルになるので人によっては無理かも。
映像の綺麗さを求めるならTNは選ばない方が良いです。

結論としては、IPSとVAは一長一短で甲乙付け難し。
時期によってIPSが技術的に先行する時もあるし、VAが良い時もある。
その時々で最も優秀なパネルを選べば良いと思う。

リフレッシュレートについて

ゲーモニの花形と言えばやっぱりハイリフレッシュレート。
これについては何の疑いも無く高い方が良いです。
低いことによるメリットは何も無いです。
・60~80Hz・・・一般的なアクションゲーム
・60~144Hz・・・3Dアクション、FPS
・120Hz~・・・対戦競技用FPS
大体こんな感じでハイリフレッシュレートが活かされるシーンがあります。
一般作業時に於いてもWindowsのマウスの挙動やOSのアニメーション等も滑らかになるため多少効果はあります。
個人的には120Hz出れば充分超滑らかです。
それ以上のリフレッシュレートにも意味はありますが、活用できるのはプロゲーマーぐらいだと思います。

4Kの盲点

4Kモニターの映りは基本非常に綺麗です。
スケーリングして使うのが基本ですが、文字や映像も精細に表示されるようになります。
が、しかし、4KでフルHDの動画やゲームをプレイするとかなり画質が落ちます。
本当にびっくりするぐらい、色がボヤっと全体に白っちゃけて明るく映ります。
4Kにアップコンバートされる際、存在しないピクセルを補完し中間色ピクセルを生成する為こうなるんじゃないかと思います。
いや本当「え」ってびっくりするぐらい汚く映ることもあります。
これ、今は4Kだからまだしも、この先8Kとかになってくるとスケーリング技術を飛躍的に向上させないと使いものにならないと思います。
任天堂スイッチとか、フルHD出力なのでやっぱりあんまり綺麗に映りません。
PCゲーも設定をフルHD出力にするとガクッとグラフィック品質が落ちます。
4Kモニターには最低でもWQHDレベルの映像ソースを映さないと、その性能を全く発揮できないという点は使ってみないとわからん意外な盲点です。

曲面と平面

ゲーモニには曲面と平面のモニターがあります。
僕の体感上、モニターは出来れば曲面の方が良いです。
よく曲面は30インチ以上ないと意味無いとか言われますが、サイズ関係無く曲面の方が見易いです、24インチ曲面も十分意味があります。
また、平面から曲面にするのはすぐに慣れますが、曲面から平面にした時の違和感は一週間ぐらい使わないと慣れない事から(モニターが逆ぞりして見えてかなりきつい)やっぱり曲面の方が人間の目の仕組み上負担が少ないようです。
ですが、現状曲面パネルというのはSumsung系列のパネルかLGのウルトラワイドパネルに限られるので、他の点を重要視して平面を使うのも良いと思います。
特に今はIPSの平面、Quantum dot(量子ドット)パネルが旬で高性能高色域、かつ価格も抑えられていて魅力があります。

ドット抜けの真実

僕の体感上、ドット抜けのあるモニターはこれまで購入した内の全体の7割程度。
これはモニターの価格とか品質とは全く無関係。
比較的画面の端に1点~3点というケースが殆ど。
画面中央付近にドット抜けがある事は経験上稀です。
一番ひどかったのは10個以上あった事があり、これは交換してもらいました。
ドット抜けは不良では無いんですが、ドット抜けが連続して隣接している場合や、中央の視認できる気になる位置にある場合なんかは交換の交渉をして良いんじゃないかと思います。
要は普通に使っていて気になってしまうのは製品上どうなんだろうと思うわけです。
ただ、ドット抜けのチェックをしている時にも気付くと思うんですが、小さな埃が一点乗っているだけで、その下のピクセルがドット抜けと同じように映ります。
完全に埃の無い部屋なんて無いので、普段はドット抜けのように見えているはずのモニターを使っているのが普通です。
画面端のドット抜けなんてそもそも通常使用上視認するのは殆ど不可能です。
端の方に一点二点のドット抜けなら全然良品であると、僕は判断していました。
ただ確かに無いものは全く無いので、出来ればそれを引きたいですけど。

Adaptive Sync

所謂フレーム同期技術ですが、FreeSyncは普通にどのゲーモニにもある機能なのでどれでも良いんですが、問題はG-sync compatibleになってくると思います。
正直この辺について僕はNvidiaにちょっと呆れているのでなんとも・・・
特に今どうしようもなくなってきたのが「G-syncモジュール」で、多分この方式はもう立ち行かんと思われます。
流石にアクティブファンをモニターに乗せたい人はこの世に一人も居ないでしょう。
かといって何故かG-sync compatibleは認定外モニターは実際に上手く動かない事があるし。
コンパチを気にし出すと選択の幅が大きく狭まるので、コンパチに拘らず良いパネルのモニターを選ぶのが良いかと。
コンパチ無くてもRTX2070Sとか乗せとけばWQHDまでは十分快適なので。
そもそもFreeSyncで動いてコンパチがダメなことがあるってのが意味がよくわからん事で、同じ技術を土台としていながらどうしてなのか全く意味不明です。
NvidiaにAdaptive Syncをコントロールする技術が無いとは思えないし、確かにグラボはぶっちぎりで性能良いですけど。

現状の最適解

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WQHD27インチ144Hzかなと。
4Kも結局このぐらいにスケーリングして使うことになるので、それだと元からスケーリング無しで使えるこの解像度とサイズがバランスが良いです。
WQHDにフルHDソースを映してもアプコンでそれ程映像が破綻する事も無いし、かつ作業領域的にも悪く無いし、グラボ的にもWQHDなら許容範囲、なんならフルHD出力にすればFPSも上げられる、PS4もWQHDモニターだと4K出力だしスイッチも若干ボヤけるけどまあ綺麗。
高解像度モニターは今後、アプコン問題をクリアできない限りどうにも普及は難しいと思います。
アプコンで全くの新しい画像を生成するわけにいかないだろうし、この問題、かなりの超技術が発案されるか映像ソース側のボトムアップ革新が無いと厳しそう。
かといってフルHD全盛の構造がそう簡単に崩れるとも思えないし。
まあそれにしても・・・
モニターのフルHD以降の道のりの厳しさと迷走っぷりは凄いもんです。
ありとあらゆるサイズの4Kを出してみたり、ゲーミング分野へ枝分かれしHDRやハイリフレッシュレートを打ち出したり、大きく色域を伸ばしたり。
しかし未だ4Kは一般化せず・・・
4Kにあと10年かかるような気さえする今日この頃。

そんなこんなで僕は現状27インチ曲面VA、WQHDゲーモニを使っています。
実は前はリーズナブルになったAcerの4K120Hzを使っていたんですが、どうしてもVAの発色と快適な曲面が懐かしくて戻してしまいました。
色域と発色は前のが明らかに良かったんですが、やっぱり僕はVAのが使い易く目が疲れなくて落ち着きます。
何といっても黒が黒いんですこれが、映像が凄く引き締まるんです。
事に最近、WQHD系のゲーミングモニターが百花繚乱時代に突入し出しているので、色々セールと合わせて購入を検討してみるのも良いかもしれません。

ゲーミングモニター 考察
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