Borderlands: The Pre-Sequel

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「Borderlands: The Pre-Sequel」はボダランシリーズの3作目にあたるんですが、正確にはボダラン2の超大型DLCという位置付けのタイトルになるようです。
元々はDLCにするつもりだったけど規模がデカ過ぎたので単独のタイトルとしてリリースされたとか何とか。
実際ゲーム性や全体の作りは完全にボダラン2です。
ただプレイヤブルキャラクターは2とは全く別なので、違ったプレイヤーでボダラン2の延長戦を楽しめるという感じかなと。
プレイヤブルキャラクターはボダラン2と関係の深い人物を選ぶ事が出来るんですが、基本それによって選んだキャラクター独自のストーリーが展開されるという事は無いです。
キャラクターの違いはあくまでスキルやバトルスタイルの違いのみに反映され、誰を選んでもメインストーリーの展開は同じです。

Borderlands: The Pre-Sequel

ハンサム ジャック誕生の歴史

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さて、今作のメインストーリーは前作ボダラン2にて清々しい程の糞っぷりを見事に爆発させていたジャックこと「ハンサム・ジャック」誕生の歴史を辿る内容となっています。
今回のプレイヤーは前作の宿敵ジャックの雇われ兵として様々なミッションをこなすことになります。
まあどうもジャックは昔は野心は持っていたものの、そこまで悪い奴でも無く、むしろ己の信念に向かって上司にすら牙を剥きヘコたれる事無く突き進む、ある意味ではヒーロー的ですらあった人物だった様子。
とは言っても所々目的の為には手段を選ばないような側面も見られ、その辺のほころびから何かが壊れ、最終的には顔面もぶっ壊れてしまう事態となって行くわけです。
個人的な感想としては、ジャックは救いようのある悪だったけど、やっぱり根本的に根が腐ってたなという感じ。
モクシーとリリス達の出方次第では少なくともあそこまで歪まなかったのかもしれないとも思わなくもない。
だからやっぱり後々に渡ってお互いに因縁の存在となり、両者それなりの犠牲を払い、血で血を洗う結果に至ってしまったんだろうと。
しかしジャックはメンタル強いな・・・

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結構な頻度でボダラン2の話が絡むエピソードやサブクエも多く見られるので、ボダラン2クリア後にプレイするのがやっぱりベストかなと思います。
色々にんまりしたり「おまえだったんかい」とか突っ込まずにはいられなかったり。
ボダランシリーズっていうのは、FPSでありながらやっぱり話の作り方は全体的に上手いなと思います。
基本はシューティングが要なのでそんなに深く掘り下げるでもないんですが、追って行くだけの面白さを十分に持っているのは流石です。

Borderlands: The Pre-Sequel

シューティング

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FPSシューティングの出来はそもそもまんまボダラン2なので言わずもがなとても面白いです。
射撃感、リロードや武器替えアクションの格好良さ等々、このジャンルにして最高峰の出来映え。
今作ではスラグ属性が廃止され(というか話の都合上出てこない)代わりに凍結属性が加わっています。
凍結>爆発属性武器に繋げると超強力、とくにロボ系はクリティカル出ないのが居るのでこの方法で倒すと楽です。

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さて、基本的にシューティングはボダラン2なんですが今作の戦いの舞台は主に「宇宙」である為「酸素ゲージ」と無重力慣性移動やジャンプ、落下攻撃という新要素が加わっています。
まあわかります、舞台背景に合わせてそういったユニークな要素を入れてくるのは。
しかし、これが特に最初は操作し辛く、かつ、酸素ゲージ管理が面倒なのも加わってプレイの足枷になります。
また、この無重力慣性ジャンプや移動を駆使しないと先に進めない場面も多く見られ、先に進むためのルートが非常にわかり辛かったり目的地に辿り着く方法がわからないケースがちょいちょい見られ結構ストレスフル。
無重力慣性と酸素ゲージは慣れれば何てこと無いですが、ルートがわかり辛いのはちょっと・・・飛んでも届かなくて落下とか、あとちょっとだけ高度が足りないとか・・・、そんなのが多くて閉口気味。
あとは敵が変な所から湧いて来て気が付いたら後ろ取られてて死亡とか、フワフワ浮遊してる敵が多いとか、なんかちょっとバランスの悪い場面もちょくちょく。

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敵の全体的なバランスと言うかその辺もちょっとちぐはぐで、敵のバリエーションもそんなに多くは無く、ボダラン2に比べ戦いがいのあるシーンが大きく減ったように思います。
やっぱり無重力慣性とか酸素ゲージが逆にゲームのテンポを悪くしているし、現実的では無い敵の動きは読み辛くAIMし辛く、何かこう消化不良気味。
ブーストして空中移動繰り返してると殆ど被弾しなかったりするし、なんだかなあ・・・

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ボス戦がこれもまた何かちょっと盛り上がりに欠ける事が多いのは何なんだろうか・・・
やっぱり無重力移動の回避性能が高過ぎるのと、同時に敵の動きもフワフワしてAIMし辛いのと、その辺が全体的なプレイフィールに悪影響しているんじゃないかと僕は分析します。
何か新しい要素を加えたかったのはわかるんですけど、この特殊な操作感は正直ちょっと失敗しているような気がしてならない印象。
もちろん全体的にはやっぱり面白いんだけど・・・残念ながらボダラン2にはバランス、ボリューム、テンポ、あらゆる点について劣る感じ。

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Borderlands: The Pre-Sequel

システム

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システム面もまんまボダラン2。
武器スロットは最大四つ、シールド、手榴弾、クラスMOD、O2キットMODをそれぞれ装備可能。
かくキャラクターのスキルビルドは3タイプのツリーから自由に選択取得する形。
スキルの派手さや効果はボダラン2からパワーアップしており、キャラクターごとに全く違ったスタイルでプレイ出来ます。
各武器の効果も微妙に微調整され平均化されている印象で、どの武器を使ってもその武器なりに楽しめるように調整されていると思います。
基本的にはボダラン2と同じですが、スキル、各武器のバランスは今作が優れている印象です。

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Borderlands: The Pre-Sequel

ボダラン2補完

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基本的にはボダラン2、ひいてはボダランシリーズ全編を通しての厚みを加える内容としてよく出来たタイトルだと思います。
単独のタイトルとしてみるとちょっと微妙なので、基本冒頭で書いた通り2から入って今作をプレイするのがベストです。
延長線上でプレイすれば特殊な操作感も変化球としてありかと思えなくも無いし。
特にハンサム・ジャックに興味が湧いた人なら更に楽しめるんじゃないかと。
僕は今回ボダラン3への布石としてプレイしてみたんですが、周回はちょっときついかという印象、やっぱり操作感がちょっと・・・
ただボダラン2の3週目「スラグ化必須」といった糞調整は無いようなので、長ーい目でみるとこっちのほうが周回プレイは楽しいかも、武器毎の格差バランスも今作の方が良さそうだし。
また、各キャラクターの個性は2よりも大きく差別化されているので、違ったキャラで再度プレイするのも今作のが向いていそうです。
ストーリー的にはボダラン2に至るまでの部分なので3への繋がりはそんなに無いですが、登場人物は共通している部分も多いのでプレイしてボダランワールドに詳しくなっておいて損は無さそう。
流石にボダラン3にジャックは登場しないと思うので、3ではどんな奴が登場するのか・・・
まあでもジャックは超えられんだろうな・・・

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[ 83 ] グラフィック
[ 75 ] 音楽
[ 82 ] ストーリー性
[ 93 ] システム面
[ 92 ] 操作性
[ 81 ] 難易度バランス
[ 82 ] ボリューム
[ 90 ] 中毒性
[ 86 ] 熱中度
お勧め度 [ 83 / 100 ] Point

Borderlands: The Pre-Sequel [ Analysis ]

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Borderlands: The Pre-Sequel

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