Marvel’s Spider-Man

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PS4を買ったからにはこれをやらないわけにはいかないという事で「Marvel’s Spider-Man」をプレイしてみました。
このタイトルはPS4の購入動機としてかなり強力な牽引力なのではないかと思います、僕もそうだったし。
実際リリース当初は「すげー技術力」だって事で結構話題になった記憶があります。

Marvel’s Spider-Man

ストーリー方面

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話の内容はとてもスパイダーマン。
シームレスにスピーディーに展開するイベントシーンは秀逸で、全編通して一本のスパイダーマン映画を観ているかの如し。
グラフィックも綺麗だしセリフ回しも良いしキャラも立っているし完全にプロの仕事と言える出来栄え。
話はそう長くないし、ぶっちゃけ内容はかなりぶっ飛んでいる部分もあり、そんなに深く人間の心情を描くわけでは無いですが、明るくポップに、時にシリアスにシンプルに心に訴えかけてくる内容はスパイダーマンらしいと言えます。

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身近な所から始まり、焦点をずらす事無く様々な曲面に対処してく話の作り、そして根本的にはミニマムな個人の喜びや悲しみをしっかり捉え続けるストーリーはわかりやすく、自然で面白いです。
実はこういった映画的な捉え方でストーリーを語れるゲームって非常に少ないです。
特に、主眼をアクションに置きながらここまでしっかりした話を展開している点は素晴らしく、他に類を見ない出来です。
これはスパイダーマンというブランドの成せる業なのかどうなのか、アクションとストーリーの融合感はまさに新次元新時代、果たしてこれを追随できるゲームが今後出るかどうかわからないぐらい素晴らしいです。

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Marvel’s Spider-Man

アイキャンフラーイ!!(強調

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このタイトルの何が凄いかと言えば何よりも誰よりも・・・
「移動」
もうこれが凄い、楽しい、僕は一回もファストラベルを使う事無く、ひたすら目的地まで飛び回っていました。
噂に違わずこれは本当に凄い、気分は完全にスパイダーマン。
また、マンハッタンの街の作り込みも凄い、細かい、ゲーム中一度も見る事も無いであろう場所ですらしっかり作り込まれている、本編ほっぽり出しでひたすら歩き回ってみても楽しい。
とは言え、PS4の性能は無限では無いしそう高くも無いから、よく見ると確かにハリボテ感が無いとは言えない、それを差し引いてもこの作り込みには感服「これはどんだけ時間かかったんだろうか」と思わずにはいられない。
移動中にくだらないジョークを飛ばすスパイダーマン嫌いのDJのラジオが流れたり、犯罪を感知する警察の内線を傍受したり、とにかく飛び回っていて飽きる事が無い。
マップのトータルでの大きさは膨大では無いものの充分大きく、地区一つ、ビル一つ、人一人、どんどんミニマムな領域にしていってもディテールが崩壊する事が無く、そこには小さな生活が垣間見えてくるという凝りよう。

スパイダーマンの移動の楽しさと街の作り込みには、オープンワールドが持つ無限の可能性の新たな曲面を垣間見る事が出来、このジャンルの底なしの懐の深さを感じざるを得ない。
で、プレイしていて思うのは「実はもっともっと出来た」のかなという点。
何となくPS4の性能に合わせて仕様にブレーキをかけている感じはするし、何かもっともっと色々やるつもりだった感があるので、是非ともPS5でパワーアップして帰ってきて欲しい所。

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Marvel’s Spider-Man

アクション

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スパイダーマンのアクションはバットマンやShadow of mordor等に採用されている、いわゆる「インタラクティブバトル」となります。
純粋なアクションと言うよりは、タイミングよくボタンを押してダイナミックに半自動展開するイベントバトルみたいな感じです。
とは言え、ジャスト回避等瞬発的な反応が必要でアクション性は結構高く、難易度も若干高めでやり応えがあります。
また、プレイヤーのアクションパターンは多様で、その為、操作方法はシンプルですが派生が多い為複雑です。
最初は覚えきれない為上手く動けないんですが、操作自体はシンプルなので慣れてくるとかなり楽しく華麗に操作できるようになります。
チュートリアルや操作Tipsは充実しているので徐々に慣れて行けば良いと思います。
バトルはスピード感に溢れ、ダイナミックで非常に楽しいです。
特にボス戦はとてもインタラクティブで派手派手になる傾向があり大迫力バトルとなります。
QTEなんかも交えるのでマルチプラットフォーマーな管理人何かは大混乱、△ボタンが何処とかはマルチな人々は覚えないわけで(この辺がここって覚える(謎)マルチゲーマーは要注意。

スパイダーマンというキャラクターは考えてみれば非常に特殊な動きをするキャラなので、慣れるまで少し時間が掛かるんですが、非常に上手く、この特殊なキャラクターのアクションを再現していると思います。

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Marvel’s Spider-Man

システム面

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プレイヤーはレベル制、メインストーリー、サブミッション、また、マップ上に散りばめられたミニゲーム等をこなす事でレベルアップしてゆき、レベルアップによって得られるスキルポイントを使用して各アクションスキルをアンロックする事が出来ます。
スキルはシンプルなツリー構造を持っていますが、最終的には全部取る事が出来るので、よく使う効果的と思えるものから適当に取って行けば問題無いです。
プレイヤーは普通に敵をぶん殴る他に、R1ボタンでガジェットアイテムを使用する事が可能、効果は強力なものの使用回数が限られている為使いどころが肝心。
このガジェットもマップ上のミニゲームなどをこなして手に入る各クーポンを使用して強化する事が出来ます。
また、メインストーリー進行、サブミッション攻略等により新たなスーツを手に入れる事が可能、クーポンを使用してアンロックする事で装備可能になり、スーツ毎に設定された強力な「スーツパワー」をアンロックする事ができます。
スーツパワーは超強力なスペシャルウェポンに位置付けられますが、再使用には長時間のチャージが必要です。

とシステムはザっとこんな感じ。
奥深いという程では無く、シンプルに広く浅くインタラクティブバトル向けの内容だと思います。

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Marvel’s Spider-Man

不滅のスパイダーブランド

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一体この出来の良さは何なんだろうかと考える時、やっぱり「スパイダーマン」というキャラクターの持つ魅力がここまで可能性を助長したのかなと思います。
蜘蛛の糸にぶら下がってビュンビュン街を飛び回るなんて他のどんなキャラクターでも成し得ない荒業だし、そもそもそういった特徴的な能力を再現しようとする中で出来上がってきた傑作なんだろうなと。
ともすると、このタイトルの素晴らしさはゲーム云々というか、まずそもそも「スパイダーマン」というキャラそのものにあるのかもしれない。

実際のプレイ感としては、中盤、連続する似通ったミニゲーム集と空中制御の難しさにに多少うんざりするものの、全体的には終始ハイテンションでかなり楽しめます。
前述の通り、ミニゲームが退屈な時があったとしても何より移動そのものが楽し過ぎるのでそんなに問題にならないです。
それぞれの要素はシンプルで完璧ではないけど、全体としてのまとまりの良さ、ストーリーとアクション、システム、各要素の融合感が素晴らしく、それぞれが少しづつ全体を押し上げ完成度を高めている感じ。
あとはやっぱりスパイダーマンというブランドの威力なのかなと。

まあとにかく、未だ未完成なオープンワールドというジャンルの新しい可能性を垣間見る事が出来る傑作の一つであることは確か。
続編を匂わせる描写がEDにあったりするので、PS5で是非パワーアップして帰ってきて欲しいタイトルです。

[ 97 ] グラフィック
[ 84 ] 音楽
[ 93 ] ストーリー性
[ 86 ] システム面
[ 86 ] 操作性
[ 89 ] 難易度バランス
[ 86 ] ボリューム
[ 100 ] スパイダーマンワールド
[ 91 ] 熱中度
お勧め度 [ 93 / 100 ] Point

Marvel’s Spider-Man [ Analysis ]

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