MINECRAFT DUNGEONS

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リリースを楽しみにしていた「MINECRAFT DUNGEONS」をプレイしてみました。
色々と多方面で活躍する言わずもがな有名なモノ作りゲー「MINECRAFT」の本家本元アクションゲーム。
今回マイクラダンジョンをプレイするにあたり、今年春からやっと国内で始まったXboxの月額課金制サービス「Xbox Game Pass for PC」を利用してみました。
現状最初の1ヶ月は100円という意味の分からない衝撃の安さとなっているので試すなら今かもしれません。
OriとかOuter Worldsなんかもあるし、もはや悩む意味が無い程の超絶破格であり、Microsoftのグループ力のえげつなさを感じずにはいられないリーズナブルさとなっています。
ただ、国内では始まったばかりのサービスであるためMicrosoftアカウントとサービスの紐付け部分が不安定だったり、タイトルによってはセーブデータがクラウド保存ではなかったりする(マイクラダンジョンはローカル保存の様子)ので、その辺りについては考慮する必要がありそうです。
特にセーブデータ周り云々は大作だと致命的な部分でもあるので早急に改善して欲しい点ではあります。

MINECRAFT DUNGEONS

WORLD & OVERVIEW

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ストーリーは嫌われ者の村人が偶然強大な力を手に入れ、自分を追い出した村人達へ復讐を始め、勇者がそれに立ち向かって行くというお話。
そんな簡単な筋書きがあるだけでストーリーはあって無いようなものだったりします。
このバックグラウンドの薄さはゲーム本編のボリュームの部分に関わってしまっているように感じるので、何かもうちょっとマイクラらしさを活かした厚みが欲しかったような気がします。
設定が色々あると自然に膨らんだであろう部分が何やらものすごくスマートになってしまっているのは残念。
言い換えるとシンプルイズベストなアクションを目指したと言えるのかもしれない。

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ゲームは基本自由に選んだステージをクリアしてキャンプに戻ってまた出撃しての繰り返し。
各ステージ毎にドロップするアイテムが決まっていて難易度も選択出来るし、それらはプレイヤーが視覚的に確認できます。
ステージ毎の変化は若干薄く、何となく同じようなダンジョンを何時もプレイしている感じがあるのは辛い所。
絵的な部分でもギミック的な部分でも多様性に欠ける印象。
この辺り、マイクラという無限大に自由に世界を作って行ける題材がありながら、結局ありきたりでありがちなステージ構成にまとまってしまっているのは残念。
ブロックの世界を活かしたワクワクするような冒険を演出できなかったのは期待外れな部分と言えるかも。

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しかし言うてやっぱりマイクラらしい親しみやすい絵柄やポップなイメージは全編貫かれており好印象。
どこか間抜けで不器用なキャラクター達が織りなすアクションの数々は見どころと言えると思う。
特に、本家マイクラプレイヤーなら色々ニヤニヤ出来る部分は多いのかもしれない。
僕は本家は殆どプレイしていないのでその辺わからんけど。

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キャンプ→ダンジョン→報酬→キャンプ、と、非常にゲームのテンポが良く、また作りがシンプルで特別覚えなければならないようなルールもほぼ無く、ストレスフリーでプレイできるという点は今作の何よりの強みではないかと思う。
プレイを始めるにも続けるにも非常にハードルが低く、軽く空いた時間にサラッと1~2時間でプレイできる。
ただ、その割にはダンジョン自体のプレイ時間が長く間延びしてしまうのが若干気になるかも。

とにかくシンプルで親しみやすいライトなハクスラアクションとして、ダークでハードになりがちな同ジャンルに於いて新鮮な試みとして成功していると言えると思う。

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MINECRAFT DUNGEONS

Hack and Slash !

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今作のアクションはがっつり所謂「ハクスラ」です。
おそらくは非常によくDiablo3を研究しており似通った部分も多いです。
絵柄をマイクラにしてライトにしたDiablo3であると言っても大体間違いないぐらい。
Diablo3との大きな違いとしては、キャラクターに「クラス」の概念が無い所。
プレイヤーのアクションアビリティやスキルは100%装備品に依存しており、装備さえ変えればいかなるタイプの戦士にも成り得ます。
その為1人のプレイヤーから生み出せるビルドの自由度の高さと、敷居の低さという点では今作の方がより優れています。
反面、装備品のみから生み出せるアクションの多様性に限界があり、クラスに特化したスペシャルなキャラクターを作るのは無理です。
プレイした実感としては、やっぱりDiablo3にはハクスラとしては到底及ばない部分が多く、特にエンドコンテンツという観点からするとマイクラダンジョンはかなり弱いと思います。
Diablo3は殆ど無限に遊べますが今作は終盤超えてそこそこの所、言ってみればハクスラとしてはこれからという曲面で色々頭打ちな部分が見えてきます。

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装備品は「近接武器」「防具」「遠隔武器」+アクセサリー3つの合計6種類。
アクセサリー系がDiabloで言う所のスキルにあたり、自由に付け替えられます。
近接武器の種類はかなり多く、それぞれモーションも効果も使用感もかなり違い使い分けるのは楽しいです。
反面防具のそれぞれの個性が弱く、種類そのものが存在している意義が薄いのが残念。
遠隔武器も似たり寄ったりな部分が多いので、もう少しダイナミックに変化のあるものがあっても良かったかも。
アクセサリーは4種類ぐらい付けられると良かったような気もする。
ただアクセサリー自体そこまで種類が多くないので、現状では3つが限度なのかもしれない。

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プレイヤーはレベルアップする度に「エンチャントポイント」を獲得でき、これを武器、防具に振り分ける事で装備品を強化する事が可能。
装備品に割り振ったエンチャントポイントは装備品を解体する事で何時でも回収する事ができる。
各装備品には最大で3つのエンチャント効果を付与する事が可能で、付与する効果は複数の候補の中から選べる。
が、一度割り振って候補から決定されたエンチャント効果は後から選び直すことが出来ない。
間違ってしまった場合エンチャントポイントを取り戻すには装備品を解体するしかない。

アクセサリーはまあまあの種類が現状ではあるものの、正直少ないと思うので今後のアップデートに期待したい部分。
エンチャント効果との組み合わせで更に可能性を伸ばせるのがアクセサリー効果の魅力で、あーでもないこーでもない、こうしたら最強じゃないかとか試行錯誤するのがとても楽しい。
それだけにもう少し種類が欲しい。
あと召喚生物が弱すぎるのも何とかして欲しい所。

マイクラダンジョンが追及しているのはどこまでもシンプルなハクスラだと思われ、そういった意味ではとても成功していると思う。
とにかくとっつき易いので装備品やアクセサリーの種類が底をつくまでの瞬発的な面白さはDiabloに匹敵する。
しかし・・・
ハクスラが最も得意とするリプレイ性の圧倒的な高さという部分ではシンプル故に弱いという印象。

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MINECRAFT DUNGEONS

OVERALL

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良質で親しみやすいハクスラの佳作、マイクラダンジョンは一言でそんな印象。
現状、ストーリー、装備品の種類、敵の種類、ステージの多様性、どれをとってもボリューム不足感が強く、システムがシンプルで初速の熱中度が高いだけにあっという間にコンテンツを消費し尽くして飽きてしまう可能性はあるかもしれない。
逆に言うと、各ボリュームがもっとあればとんでもなく面白い新しいタイプのハクスラとして輝ける可能性は十分あるように感じる。
ポップでライトでとっつき易いゲームデザインはとても優れているので。

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マイクラダンジョンは今後、Xbox Game Passに於いての大きな戦力として数えられて行く可能性はあり、仮に頻繁に末永くアップデートされるタイトルとなった場合、今現在よりももっともっと魅力的なタイトルになって行く可能性はあると思います。
システム的な作りとして、シンプルに平たく横へ横へどんどん広げて行ける構造を持っているのでアイテムや装備品の数だけ魅力が増して行くはず。
今の所は佳作という感じなんですが、今後のコンテンツの拡充度合次第ではDiabloとは違ったタイプのハクスラとして、Diabloと双璧を成すほどの存在になって行くかもしれません。
今現在では今後期待の出来の良いルーキーハクスラとして、ハクスラ好きな人もマイクラ好きの人もプレイしてみてみて損は無いと思います。

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