NO MORE HEROES

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「NO MORE HEROES」は2007年12月6日にWii用ゲームソフトとしてリリースされたタイトル。Wiiの特殊なコントローラーを駆使した剣術アクションを特徴としているタイトル。主に日本人の開発者によって作られているものの、どちらかというと海外で評価されたタイトルであり、あまり日本では知られていない作品でもある様子。キレの良いバカゲー要素と完成度の高さ、ある種意味不明でウィットに富んだセリフ回しが醸し出す独特の世界観造りから「須田ゲー」と呼ばれ高い評価を得ている。

NO MORE HEROES□
Action┤
Nintendo Switch/Wii┤
2178JP_yen┤
2007/12/6_Rerease┘

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NO MORE HEROES

トラヴィスの原点

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最近任天堂スイッチの在庫が復活してきていて普通に買えたのでスイッチを買ってしまいました。ノーモア3、モンハンライズ、ゼルダ続編、時間があればリマスターメガテン、メガテン新作等々。次世代スイッチは少なくとも2021年末までは無さそうだし、やっぱりスイッチのタイトル群は非常に強力だし、任天堂が何を隠し持ってるかわからんし、買える時買っておこうという事で。

さて、ノーモア3の前哨戦として急遽リリースされた過去作2作品ですが、どちらも現行ハードではプレイできないタイトルで特にノーモア2についてはオリジナルWii版以外に移植されたのは今回が初らしいです。

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初作「NO MORE HEROES」では若き日の粗削りでまだ尖っていた頃のトラヴィスが描かれていて中々興味深いです。若干20代半ば?のトラヴィスは薄っぺらい自信に満ち溢れた暗殺者ジャンキーであり、よくアメリカにいそうな勢いの良い若者です。しかし、所々に道徳観の深さや観察力の鋭さを垣間見せ、それが徐々に人を惹きつけていきます。多分作られた当初はそう意図していたわけでは無いと思いますが、スピンオフ作品「TRAVIS STRIKES AGAIN」で描かれた往年のトラヴィスの若き日の姿としてはとてもあり得そうな姿であり合点がいきます。

あんまり登場人物は多くは無く、ストーリー周り的にボリュームは無いですがキャラクターのインパクトとセンスの良さである程度補われている印象。特にノーモア3を視野に入れる場合、シノブとの出会い、シルヴィアとの関係性の部分でプレイしておく意義は大きいです。特にシルヴィアとトラヴィスのやり取りは非常に面白いので一見の価値ありです。

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ゲームの全体的な作りはオープンワールドアクション。オープンワールドとは言えどマップがそういう作りになっているという程度で自由度は殆ど無いです。若干カード集めなどの探索要素があるぐらい。ゲームを進めるためのサブミッションが単調で退屈で後半苦痛なのは大きな欠点。何かもうちょっと上手くゲームの流れに乗って盛り込めるサブ要素が欲しかったと思います。とは言え、実に13年前のゲームなのでこの辺はある程度妥協する必要有り。まあでもその辺を差し引いても退屈なオープンワールド要素は手痛い短所かなと思います。

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NO MORE HEROES

アクション

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さて、間延び感が強い探索要素に対して非常に出来が良くて面白いのがアクション要素。一見シンプルアクションのように見えますが実は結構テクニカルです。トラヴィスの主なアクションは・・・

  • 上段斬撃、下段斬撃
  • 上段打撃、下段打撃
  • ガード、ジャストガード
  • 回避
  • チャージ攻撃(斬撃上下、打撃上下それぞれ個別)
  • 気絶からの投げ

等々、大体こんな感じで結構多彩。敵のガードに対して打撃を当てる事で気絶を取る事が可能だったり、上手いこと攻撃をかわすとスローモーションになって切りまくったりも出来ます。また、とどめの斬撃フィニッシュが爽快感抜群。更に投げに持ち込めるとストレス発散度倍増。操作に慣れは必要ですが、直感的でテンポの良いアクションはとても好印象です。

ただ、折角上段下段で攻撃が分かれているんですが、これが後半になると何故か殆ど意味を為さなくなってしまうのが謎。序盤は敵の構えを見極めて斬らないと弾かれるんですが、後半になると上段だろうが下段だろうが斬ればヒットするようになってしまいます、これが何故なのかはよくわからん部分。また、とにかくカメラワークが壊滅的に糞なのでロックを駆使しながら視点に注視しなくてはいけないのもかなりの残念要素。

あとはボス戦はそれぞれユニークに良く考えられていてGOOD。特に正攻法で戦うタイプのボスは手強く白熱した展開が楽しめます。

本作のアクションシステムは結構複雑ですが、まああんまり細かいことは気にせずプレイしてもザックリ楽しめるし、上手いこと立ち回れば更に爽快に操作出来たりもします。シンプルにも複雑にも楽しめるテンポの良いユニークなアクションとしてとても優秀です。

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NO MORE HEROES

振り返って

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オープンワールド要素は厳しいし、それほどストーリーが優れているという事でも無いです。アクションはユニークで極めて良く出来ていますが全体的なプレイフィールとしては退屈なプレイ時間が勝ってしまう感じ。しかし、キャラクターの濃い魅力であったり所々の演出の上手さだったりセリフ回しの文学性であったり、所々抑え処に光るものがあり何故か魅力的なタイトル。今目線で見ても充分楽しめる内容だと思います。キャラクター性の強いシリーズではあるので、ノーモア3への伏線としてプレイしておくのも有りだと思います。

ボリュームとしては僕の場合初回クリアまでが18時間ぐらい。2週目突破までで24時間ぐらい。特にこれといったエンドコンテンツは無いので難易度Bitter突破までが楽しめる限度という所。Bitterは中々手強く無理ゲーにならない範囲で楽しめるので悪くないかなと思います。

D C B A A+ S S+ S++ 
NO MORE HEROES [ Retro Rank A ]

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NO MORE HEROES

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