Pit People

llc20180619a.jpg

積みゲー崩しプロジェクト第2弾として新感覚ターン制タクティカルストラテジー「Pit People」をプレイしてみました。
ちょっとたどたどしい感じですが字幕やUIは完全に日本語化されているので、ネイティブな日本人でも十分プレイ可能です。
「CASTEL CRASHERS」を作った人たちが作ったらしく、今作でも似たようなノリが随所に見られます。
中でも特にクレイジーな要素がスパークしており、前作以上によりぶっ飛んだ感じの作品となっています。

Steam

Pit People

ストーリー

llc20180619c.jpg

プロローグ A <

llc20180619c.jpg

プロローグ B <

llc20180619c.jpg

HORATIOと愉快な仲間達 <

llc20180619c.jpg

HORATIOと愉快な仲間達 <

秩序ある平和だった星に突如6本足の巨大な「クマ(?)」が落下。
何故か平和な星は6ヘックス化し、混乱と死と無秩序が支配する混沌の惑星へと急変。
そんな星でブルベリー農家を営む「HORATIO」の元へ暴徒が来襲、戦闘の最中「HORATIO」の息子はクマの無慈悲な一撃によって殺されてしまう。
その後HORATIO自身は何とか逃げ延びたものの、息子を失った悲しみの中大地を彷徨い、仲間と出会い、共に戦いながら様々な困難に立ち向かって行く。

ストーリーはこんな感じ。
全編脱力系を極めたセンスが散りばめられ、あらゆる点で超いい加減、超適当っぷりがさく裂。
しかしまあ話の筋はわかるし、とにかくそのぶっ飛んだキャラクターのセンスがとても面白い。
また、そのストーリー同様、音楽のセンスもぶっ飛んでおりとてもクレイジー。
時々キャラクターから発せられる擬音のような妙な音声もまた面白い。
開発元の前作「CASTEL CRASHERS」を遥かに上回る、ぶっとんだセンスに脱帽。
何故ここまでぶっ飛んでしまったのかは良くわからないものの、不快ではないし、ポップな絵柄の効果もあって多くの人にとって受け入れ易いクレイジーさに収まっている。

llc20180619c.jpg

Pit People

ゲームの流れ

llc20180619c.jpg

ターン制ストラテジー <

llc20180619c.jpg

全体マップ画面 <

Pit Peopleのゲーム展開はとてもユニーク。
基本はターン制ストラテジー、そこにローグ的な要素が組み込まれ、ストラテジーでありながらゲームはとても軽快、そしてリプレイ性に優れる。
Pit Peopleには全体マップが存在し、プレイヤーはこのマップ上をRPGのように自由に歩き回れる。
マップ上には敵が徘徊、接触すると戦闘発生、大砲で敵を気絶させ戦闘を回避する事も可能、要はシンボルエンカウント方式。
各所にコイン(ゴールド)が点在し、星マークのある所ではサブクエストが発生する。
そして、このマップは常に固定では無く、何度か拠点へ帰る内に強制的に、マップの形、サブクエスト、コインの配置などがリセット&ランダム再配置される。
メインストーリーとは別に、この無限に移り変わるマップをひたすら歩き回りアイテムを収集し続ける事も可能。

拠点の役割

llc20180619c.jpg

拠点 <

llc20180619c.jpg

拠点 お店 <

llc20180619c.jpg

拠点 出撃エントランス <

プレイヤーが拠点とする場所には・・・

・Pit(AI&プレイヤー対戦)
・ショップ
・音楽変更
・非常識モードON/OFFトグル(キャラの復活の有無)
・装備や部隊の変更

等の機能がある。
基本この拠点から全体Mapへ、そして最終的にこの拠点へ帰還しMap上で入手したアイテムを一気に回収、というのがゲームの一連の流れとなる。

llc20180619c.jpg

拠点帰還時報酬 <

Pit Peopleはターン制ストラテジーを基軸とする部分と、アイテム収集を基軸とするローグライクな部分と、今までに無い2面性を合わせ持った珍しいゲーム。
重く重厚になりがちなストラテジーにローグ要素を盛り込み、広く浅く軽いテイストの新感覚カジュアルストラテジーを作り上げる事に成功している。

Pit People

シンプルランダムターンバトル

llc20180619c.jpg

ボスバトル <

llc20180619c.jpg

ランダム型ストラテジー

Pit Peopleのターン制バトルはとてつもなくシンプル。
プレイヤーはユニットの移動地点を指示するのみ。
攻撃対象の指定すら不要。
ユニットは範囲内の攻撃対象へランダムで攻撃を仕掛ける。
その為、ユニットの位置取りが全て。

llc20180619c.jpg

一点集中個別撃破が難しい仕様である為、敵AIとの実力が拮抗しがち。
その為、こちらよりも手数の多い敵を撃破するには、装備品の特徴、特性、弱点などを良く把握する必要がある。
プレイヤーは結果では無く、ある程度の可能性の範囲を指示する事しか出来ないというジレンマ。
また、Pit Peopleでは中々敵ユニットを倒す事は出来ず、チマチマダメージを与えながら徐々に敵を追い込んで行く必要があり、尚更位置取りや装備品などによる戦略の妙が後々効いてきて大きな差へと繋がる。

このシンプルでランダムなターン制バトルは全てを自身でコントロール出来ないが故、多くの場合戦闘は混戦の一途を辿り、時としてストラテジーらしからぬ予測不能な白熱っぷりを発揮する。
敵の攻撃もいちいち小賢しく、こちらの陣形をぶち壊しにしてくる。
しかし、色々ムカつきながらも何とか勝利へと導いてゆく過程は何とも楽しい。
大苦戦しながらも何とか勝てるといった難易度調整も絶妙。
このゲームをプレイしながら、久しぶりにターン制ストラテジーの面白さを再認識したぐらい、ランダムターンバトルの出来は良い。

Pit People

システム的な側面

llc20180619c.jpg

llc20180619c.jpg

llc20180619c.jpg

llc20180619c.jpg

プレイヤーの部隊は基本6人編成(6スロット)。
ユニットによっては配置に複数スロットを使用する場合がある為、その場合編成できる人数が減る。
ユニットは戦闘中等にリクルート(仲間にする)が可能で収納限界は確か300ユニット。
装備品は人間タイプだと、頭、左手(盾等)、右手(武器)の三つ。
武器は武器タイプとスキン(?)を選択する事が可能で、武器タイプは大まかな武器の性能、スキンは感電や気絶、攻撃力が高いとか軽いとか、付加的な効果を武器に付与する事が出来る。
防具には兜と盾があり、兜にも軽装、中装、重装等のタイプ、武器同様スキンが存在する。
プレイヤーの主なパラメーターは・・・

・レベル(影響かなり低め)
・LBS 重量(Overしててもバトルは可能)
・RNG 武器の射程
・DMG ダメージ
・DEF 防御力
・BLK 遠隔武器を弾く確率
・DODG 回避率

レベルの影響はかなり小さく、Lv50の部隊にLv10ぐらいが居てもそんなに影響は無い(HPとか防御力は上がっているらしい)。
重量はオーバーすると回避や攻撃力が下がるがバトル自体は可能であるため、あえて重量オーバーする装備構成にしても問題はない。
ユニットの種類はそんなに多くは無く、20種類ぐらい。
どんな敵でもボスでもほぼリクルートする事が出来るが、最終的にユニットの性能は装備品次第であるため、強力な個体を探すといった楽しみは無いに等しい。

また、このゲームには1500種類を超えるアイテムが存在。
単なる見た目違いの物が多いものの、中には強力な特殊効果を持ったスキンも存在する。
このアイテムは一通りクリアまでプレイしても30~40%しか集まらず、コンプしようとするとかなり長く遊べる。
とにかく笑えるスキンが多いので、色々組み替えてみると楽しい。

システム的にはこんな所。
実際やってみるともの凄く”ひろーく浅い”感じ。
どんなユニットも仲間に出来るとは言え、特に個体差は無い。
ユニットが成長してランクアップするといった事も無いので、育てる楽しさみたいなものも同様にあまりない。
ただ、膨大な数のアイテム、スキンがあり、サブクエストも200種類が存在し、繰り返しプレイしながらそれらを集める楽しさはある。

llc20180619c.jpg

Pit People

ひとつのスタイル

llc20180619c.jpg

もう一歩奥深さがあれば更に・・・
とは思うものの、よくよく考えるとPit Peopleには対戦モードもあり、あまりユニットに性能的格差を与えるのはマズいようにも思える。
それは武器防具にしてもしかり。
Pitバトルも充実しているし、この辺を過激にいじるのはかなりリスキー。
そう考える時、見た目を豊富に変更できるようにし、ユニットや武器性能は一長一短の範囲でまとめ上げたのは正解かも。
ともすれば、Pit Peopleはこの形で既に完成しているとも思える。

とても新しく新鮮でクレイジーで、広く浅く、長くプレイできるゲームであり、ターン制ストラテジーというジャンルにあって、唯一無二な内容を持つユニークな良ゲーである事は間違いない。

[ 74 ] グラフィック
[ 79 ] 音楽
[ 72 ] ストーリー性
[ 80 ] システム面
[ 80 ] 操作性
[ 85 ] 難易度バランス
[ 81 ] ボリューム
[ 83 ] ユニーク&クレイジー
[ 78 ] 熱中度
Pit People [ 79 / 100 ] Point

Pit People [ Analysis ]

Pit People

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA