River City Ransom: Underground
「ダウンタウン熱血物語」の開発元(?)公認の続編「River City Ransom: Underground」をプレイしてみました。
「ダウンタウン熱血物語」と言えばファミコンのファイナルファイト風横スクロールアクションの名作。
動画なんかを見る限り、当時の雰囲気そのままに相当パワーアップして帰ってきたようなので、ファミコン世代な僕としてはプレイせずにはいられなかったゲームです。
最近ダブルドラゴンの続編も出たし、まさか今になってそのゲーム性が再認識されるなんて開発元もびっくりなんじゃないでしょうか。
完全なる「くにお」シリーズ続編
ゲーム内容は横スクロール型2D格闘アクション。
ファイナルファイトのコミカル版みたいな感じ。
ステージクリア型では無く、自由に行き来出来るマップ上を駆け回りストーリーを進めていきます。
アクションの出来は良く、操作性も出辛い技もあるものの大体問題無し。
プレイヤーの技もとても多く、少しづつ成長し大技を使えるようになってゆくのは楽しい。
特に細かく描かれた2Dグラフィックとモーションの出来の良さは感動もの。
結構敵のAIやボスが大雑把なんですが、肝のアクションは良く出来ていて面白いです。
ストーリーモードで選べるキャラが10人で、対戦モードだと全ての敵が使えて最大44名(らしい)。
ボス級の敵なんかは結構チートな性能なままだし、対戦は盛り上がるんじゃないでしょうか。
このゲームのアクションはどちらかというと格ゲー寄りなので、コンボなんかも格ゲーみたいな感じで繋がり上手く決まると爽快感があります。
そういった意味でも、かなり対戦を意識した作りではあると言えそうです。
USくにお
まさか今日日「ダウンタウン熱血物語」の続編がプレイできるなんて思ってもみなかったので、この時代にそれを実現した意義は大きいのかなと。
しかしながら舞台がアメリカなだけに「くにおくんシリーズ」特有の”下町感”がかなり薄れているので、ここは残念なところ。
ただ内容的にはかなりのパワーアップを遂げており、現代に復元された名作の続編として中々の完成度を誇っています。
どちらかと言えば当時を知る人間が懐かしみながらプレイするのに向きますが、その辺を良く知らん人がプレイしてみてもかなり楽しめる内容です。
色々に詰めに詰めた良ゲーという感じでも無いんですが、このユルユルでのらりくらりやって行くのはまさに「くにおシリーズ」の真骨頂であり、その辺りまで再現してみせたこのゲームは、特にそれを知る人にとっては中々どうして良ゲーなんじゃないかと思います。