Titan Quest Anniversary Edition
お勧め過去形ゲーム紹介第二回。
今回はSteamで去年、謎の復活を果たした「Titan Quest Anniversary Edition」をサラッとレビューしてみようかと思います。
まあなんでもどうもハクスラ界の中ではディアブロと双璧を成す大御所らしく、既に10年ぐらい前のゲームらしいです。
そうえいば10周年って事でHD対応して再リリースされたんだったような気もします。
こんなゲーム
完全にハクスラ。
スーパーオーソドックスなハクスラ、清々しい程の王道。
二つのマスタリーを選択し、各マスタリー毎のスキルを自由に習得しつつ自分好みのプレイスタイルを確立し突き進む。
レジェンダリードロップを狙ってひたすら敵を倒しまくる。
非常にわかり易くテンポの良いハクスラ。
ディアブロ3はハクスラというシステムをとことん合理化した、ある意味プロ仕様なハクスラ。
キャラ育成を完璧に装備品に依存させるというその超合理的システムは・・・正直な話何て言うか情緒に欠ける面もある。
その点TitanQuestはハクスラにRPG的要素を多く残しつつ、充分ハクスラしており、キャラを育成する楽しさというものを多く残している感が強い。
ハクスラのシステム的な面白さは様々なゲームで立証済みではあるものの、ARPGとしての基本的な土台も重要なのだという点を思い知らされるゲーム。
ただ、やっぱり古いゲームなので、エフェクトやグラフィックは全体的にかなり地味。
また、プレイヤーキャラがどうにもこうにもダサいというのは結構手痛い。
どうやってもゴリラみたいな・・・
絵的な部分では最近のゲームには遠く及ばない。
まあこの辺はしょうがない点。
ストーリーはとてもシンプルなRPG、また、節目にある村や町の雰囲気は非常に良く好印象。
舞台は主に中世ファンタジー+ギリシャ神話という、ある意味これもまた王道中の王道。
全体として世界観がライトで明るいというのは評価できるポイント。
システム的には既に完成されており、非の打ちどころの無い内容なのでハクスラ好きなら満足できる内容。
また、キャラクタービルドのバリエーションと本編ストーリーの長さを考えると、そのボリューム感たるやスーパープレミアム級、その気になれば一年これ一本で遊んでいてもいけるレベル。
更にはそれでいて価格もリーズナブル。
PCゲーの長所が生み出したサプライズ感MAXな良質ハクスラ。
「Titan Quest Anniversary Edition」はそんなゲーム。