Void Bastards

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「Void Bastards」はFPSシューターにローグ要素と知的な戦略性を加味したユニークなタイトル。FPSシューターへの慣れやAIMコントロールもある程度必要だが、どちらかというと船内の状況や配置をよく把握し、賢く立ち回る事が求められる内容になっている。アメコミ調のグラフィックと下品な言葉遣いや残虐表現が特徴的なタイトルでもある。

Void Bastards□
FPS Shooter┤
Nintendo Switch/PS4/Steam/Xbox One/PC┤
3090JP_yen┤
2019/5/29_Rerease┘

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Void Bastards

Gallery

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Void Bastards

解析

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「Xbox GamePass For PC」ラインナップから気になっていたので今回チョイスしてプレイ。テキストに関しては日本語化されており問題無くプレイ可能。ただボイスは英語のままなので船内アナウンスや敵の小言等が何を言っているのかわかり辛い部分はあります。

ストーリーと世界観

どうもプレイヤーは何らかの犯罪者のようで、よく分からないがとにかく現状からの脱出を図っていて、それに必要なパーツを集めるために宇宙空間を飛び回っているという事らしい。アメコミ調の軽いストーリーパートはあるものの意味不明なのでストーリーはあって無いに等しい。ただ、全体的なイメージと世界観は統一感があり「宇宙空間を漂うならず者達の話」として雰囲気はよく出ていると思う。下品でパンクな展開や表現がふんだんに盛り込まれているので、その辺が苦手な人は注意が必要かもしれない。

高い戦略性

本作はFPSシューターでありながら非常に高い戦略性をゲームに盛り込んでいる。宇宙船の移動シーンは「FTL」に似た要素を含んでおり、ある程度先を読んで自身の駒を進めて行く必要がある。「ここで燃料を補給し、その先の船体でHPを回復」「一旦待機して海賊船の航路を探る」等々、特に序盤はよく考えて航路を決めないとすぐに死んでしまい全くゲームが進展しない可能性もある。また、敵船内の各ルームにはそれぞれしっかり役割と利点が存在し、マップを良く確認しつつ慎重に、かつ素早く、最も有利になるように物資の回収を進める必要がある。まず酸素を確保するか、それとも操縦室で物資と敵の位置を暴くか、はたまた燃料だけ奪って手早く撤退するか・・・敵の船体に乗り込むに際し常に最大の成果を出す必要は無く、そもそも敵船をスルーする事も可能であり、プレイヤーは自身の物資ストックと残弾数などを考慮しつつ的確にゲームを進めて行かなければいけない。こうした連続的に持続し続ける戦略性が常にゲームを転がし続け、やめ時がわからず、ついつい長時間プレイしてしまう中毒性の高いタイトルとなっている。

シューター

「Void Bastards」のシューターとしての出来は結構微妙な印象。特に当たり判定がガバガバなので、しゃがんで物陰に隠れたり角に身を潜めても何故がバカスカ攻撃が当たってしまう。その為「当たらなければどうという事は無い」という戦法は殆ど通用せず、敵に遭遇したら被弾は避けられないものとして出来るだけ早く相手を殲滅する事が重要。結果的に有効な武器を乗船の段階で選んでおかなければそもそも物資の回収が難しいという事になってくる。やはりここでも活きてくるのは戦略でありシューターの腕前はどちらかというと二の次となる。何か大きなボスが居るわけでもないし、それ程種類が多くは無い敵への対処法も大体決まっている。Void Bastardsにとってのシューター要素は言ってみればプレイヤーの優れた作戦を実行するためのプロットであり、そこを主眼としてブラッシュアップされているわけではないので、シューターアクションとしての出来はそれ程高くは無いと言えると思う。

瞬発力のあるタイトル

前述の通り一度始めるとやめ時のわからないゲームとして中毒性は高い。ローグの不確定性と高い戦略性が上手く融合している印象。一方、一度キャンペーンモードをクリアし強化アイテムを作り終えてしまうとほぼプレイする意義が無くなくなり、そこで高い戦略性も崩壊してしまうという側面がある。そもそも敵船に乗り込むのはより強力なパワーアップ素材の回収が目的であり、全てを作り終えた後危険を冒して敵船に乗り込む意味は殆ど無い。加えてシューターとしての完成度は高くは無く、単純なプレイフィールのみを楽しむには弱すぎる。その為、ローグ系の加えてシュータータイトルでありながら本当の意味で楽しめる時間はあまり長くは無い。

Void Bastardsが楽しめるのは全アイテムを作り終え、キャンペーンが終わるまで。しかし、その間はとても熱中して楽しむ事が出来る。もう少しシューターとして磨きがかかっていれば何らかの伸びしろがあったかもしれないものの、現状ではユニークなインディーズの佳作という範疇に収まるタイトルではないかと思う。

[ 77 / 100 ]

Void Bastards  [ 77 point ]

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Void Bastards

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