Wizard of Legend

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僕がBorderlands 2の2週目と格闘している最中、突然以前からマークしていたインディーズゲーム「Wizard of Legend」がNintendo SwitchとSteamにて同時リリースされたので早速プレイしてみました(PS4とXbox Oneでも出てました)。
Steamにするかスイッチ版にするか悩んだんですが、結局Steam版を購入、一通りプレイを終えたのでレビューしてみようと思います。

Steam / PS4 / Nintendo Switch / Xbox One

Wizard of Legend

マジカルローグ

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ステージ構成 <

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プロローグ <

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Wizard of Legendは見下ろし型マジカルローグライクアクションと言える。
ランダム生成されるダンジョン内の敵をバッタバッタと薙ぎ倒し、ランダムなアイテムを収集しながら先へ進んで行くゲーム。
ステージはボスステージ含め全10ステージ、1周40~50分程度の内容。
難易度は非常に高く、最初はとにかく死にまくる事必須。
この系統のローグゲームは難易度の壁を突破してゆく過程そのものを楽しむゲームでもあるので、ある意味、適切な難易度であるとも言える。
アンロックされる魔法(アルカナ)や補助アイテム(レリック)が増える程、難易度は徐々に下がって行くので、繰り返しプレイすればする程クリアへの道筋は開けて行く。

ローグ系のゲームなのでストーリー性は薄く、ある程度下地はありますよという程度。
正直話の筋はよくわからないものの、アクションが良く出来ていれば気にはならない。
まあでももうちょっとしっかりした設定があると尚良かったのは事実。
ゲーム内にはアルカナの試し撃ちや、装備の変更等を行える「ラノーヴァ広場」というエントランス的なマップが存在し、プレイヤーはここで準備を整え試練に挑んで行く事になる。

Wizard of Legendは作りとしてはオーソドックスなローグライクアクション。
目立つ粗も無く、最初から最後まで、当初デザインされた通りに丁寧に作られている印象。

Wizard of Legend

アクション

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炎女帝ジール [ BOSS ] <

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疾風迅雷 雷系アルカナ <

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コンボ ボスバトル <

アクションは軽快にして爽快、派手なアルカナを簡単にダイナミックに子気味良く繰り出す事が可能。
操作も単純なので、純粋にアクションの駆け引きを追求する事に向いている。
半面、道中の雑魚敵は結構チマチマした攻撃を繰り出す事が多く、また、敵の種類も少ない為、張り合いに欠けるのが珠に傷。
道中雑魚戦は単調で面倒臭いという印象が強い。
しかし、ステージボスの攻撃はド派手で迫力満点。
激しい攻撃をかいくぐり、隙を突いて連続コンボを叩き込むという特殊なバトルスタイルが繰り広げられ、これが雑魚戦とは違ったテンポであり、新鮮な感覚で楽しめる。
また、Wizard of Legendではこの「コンボ」に結構こだわっており、コンボを繋ぐとチャージが溜まり強力なアルカナを発動できたり、ボス戦では連続ヒット数が表示されたりする。
ローグ系としては異色の要素で、非常に上手くゲームを盛り上げる事に成功している。
このコンボを上手く繋ぐためにアルカナの構成に四苦八苦したり、色々試すのが非常に楽しい。

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地形の穴 <

アクションは素晴らしいものの、ステージ中の「落下要素」と「地形的制約」の面倒臭さは頂けない。
Wizard of Legendのステージ中のマップにはとにかく、よく穴が空いている。
その数が多すぎる為移動の妨げとなり辟易とするし、そもそもバトルの際猛烈に邪魔。
更にはステージ3に入ると雑魚の攻撃も恐ろしく小賢しくなり、もはや手の付けようが無くなったりもする。

ちょいちょいアクションゲームで使われるこの落下トラップは、スーパーマリオみたいなゲームなら良いものの、このゲームではそんなに上手く機能しないように思える。
もう少し自由に戦える広いマップ構成にして欲しかった。

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Wizard of Legend

システム面

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豊富なアルカナ <

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レリック <

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マント <

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ステージ内ショップ <

このゲームで最も特徴的なのは、非常に豊富な魔法(アルカナ)と補助アイテム、レリックの存在。
アルカナは100以上、レリックは140以上あり、どのアルカナも個性的で同タイプのものでも微妙に使い勝手が違う。
おおよそこういったアクションゲームに有り得るマジックエフェクトの全てを網羅したかのようなアルカナの多様性は素晴らしいの一言。
また、それらを引き立てるレリックも非常に豊富、そこに盛り込まれたアイディアや発想の柔軟性にもセンスの良さが感じられる。
これらのアルカナやレリックを自由に組み合わせる事が可能で、これがこのゲーム最大の特徴となっている。
ただ、実際にはアルカナの組み合わせには系統毎の制約が存在し、全てのアルカナを自在に好き勝手にシャッフル出来るわけでは無いのは残念。
また、最初にセットできるアルカナは4つまでで、残る2つのアルカナはランダムで手に入れるしかない。
その為「これとこれの組み合わせが面白いかも」と思っても、最初にその組み合わせではセット出来ないといった事が非常に多い。

これはローグというシステムが生んだ弊害であり、4つだと出来ない組み合わせが多く、このゲームではその点が上手くプラスの方向へ機能していない。
アルカナだけにとどまらず、レリックやローブの選択にも同じ事が言え、ランダム要素を考慮した場合、装備できない物が多すぎるという点がとても残念。
「システムとローグ要素がマッチしていない」

アルカナはスペシャルに良く出来ている。
レリックも豊富で柔軟。
ローブも悪くない。
ただローグ要素がこのシステムに合っていない。
この辺り、今後のアップデートによる改善を期待したい部分。

Wizard of Legend

ポテンシャルは凄い

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高難易度に挑み、挑み続けられるだけの絶妙な難易度バランス感覚。
繰り返しプレイを苦と感じさせないテンポの良さ。
スペシャルに良く出来たエフェクトと格好良すぎる魔法の数々。
それらを自由に組み合わせるカスタマイズの妙。
コンボを主体とした緩急に優れた熱いボスバトル。
まさにスマッシュヒット。
ただ・・・
ローグ要素がそんなにシステムと噛み合っていない。

現状でもとても良く出来たマジカルアクションとして十分面白い内容。
次回作があるならば、もう少しRPGへ寄せた作りにしてすると良いのかもしれない。

[ 72 ] グラフィック
[ 76 ] 音楽
[ 69 ] ストーリー性
[ 83 ] システム面
[ 88 ] 操作性
[ 91 ] 難易度バランス
[ 74 ] ボリューム
[ 85 ] アルカナコンボ
[ 82 ] 熱中度
お勧め度 [ 81 / 100 ] Point

Wizard of Legend [ Analysis ]

Wizard of Legend

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