BeoPlay H9 3rd

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気になっていたB&Oのワイレスヘッドフォン「H9 3rd」を購入してみました。
元々屋外で使うことは少ないだろうと思ってB&Wのワイヤレスヘッドフォン PXを購入したものの、使いだしたらちょっと出かけるタイミングで音楽が聴きたくなるように・・・
言うて元々僕は隙あらばありとあらゆる移動時間に音楽を聴いていたミュージックジャンキーだけに、いずれ遅かれ早かれそうなってしまうのは自然の流れ。
そうなってくるとB&W PXの装着感の微妙さと重さがとても気になってしまい「あーH9 3rd欲しいな」と。
やっぱり付け心地と装着時のフォルムっていうのは外出時はとても重要なわけです。
PXはホント横にヘッドバンドがめっちゃ広がるんですよね・・・付けた時なんか凄い物が乗ってる感じで・・・あれ何とかして欲しいなと、PX 5でも同じらしいし・・・

B&O BeoPlay H9 3rd

Overview

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僕が一番最初に購入したヘッドフォンが確かB&OのH9シリーズの多分初期型?で、デザイン的にはその頃と殆ど大差が無いように感じます。
そもそもが最初期から他の追随を許さない程突出して完成されたエレガントフォルムであった為に、現行に於いてもその優れたデザイン性は言わずもがな。
殆どの人がこのデザインに惹かれてH9シリーズを購入すると言っても間違いない程。
実は結構大ぶりなヘッドフォンに分類されると思うんですが、決してゴツくなくナチュラルに頭にフィットする様はまさにその音質を体現するかのよう。
まあとにかく、グッドデザイン大賞なヘッドフォンです。

外観は何年も変わらず殆どそのままみたいですが、ワイヤレス化に伴い大きくブラッシュアップされた機能として、ジェスチャー機能があり、タッチパッド化された右イヤーカップ表面を指でなぞることで色々な操作を行うことが可能です。
そしてこの機能、とても操作しにくいと巷では評判です。

で、僕が実際使ってみた感じ、言われているよりも全然使えました。
いやむしろ非常に便利です。
ただ、少し強めにしっかりとゆっくり目に操作する必要があります、スマホの画面をなぞる感じで素早く操作すると上手くいきません。
多分タッチ感度が強めに設定されているのではないかと。
しっかり少し押し込む感じで操作すれば、曲送り戻し、一時停止、音量操作、ノイキャンONOFF、Transparencyモード、全部しっかり使えます、時々失敗するけど実用レベル。
ただ非常に基本的な操作に慣れが必要であるという時点で現状では優れた操作システムとは言い難いのかもしれません。
なので物理ボタンも一応付けて置けば良いと思ったりはします。
この辺の「製品ポリシーをあくまでも貫く頑固さ」みたいな部分はちょっとAppleっぽいなとも思ったり。

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物理ボタンは左イヤーカップにグーグルアシスタントボタン、右にOFF>ON>Bluetoothボタンのみ。
また、右イヤーカップに有線ヘッドフォン端子、充電用USB Type-C端子があります。
H9シリーズのワイヤレスヘッドフォンは有線でも使用可能で、有線接続時は殆どのタッチ操作が使えなくなりますが右イヤーカップの電源ボタンOFFでノイキャンOFF、ONでノイキャンONを切り換える事が可能です。
特にH9シリーズは有線接続時の使用を元から考慮しているワイヤレスヘッドフォンで、今後遥か彼方のいつの日かH9のバッテリーが使えなくなっても普通の有線ヘッドフォンと使える設計になっているらしいです。
そう言えばあんまりaptXの仕様に乗り気ではないし、B&O的には実は有線で聴いて欲しかったりするのかもしれない。

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イヤーカップは完全な丸形、なので一応オーバーイヤーヘッドフォンなんですがイヤーカップにちょっと耳がはみ出る構造になっています。
完璧なまでに耳をすっぽり覆うことが出来るB&W PXのイヤーカップと比べると遮音性という観点からは劣ると思います。
ただ付けていて不快感とかは全然なく、PX程ではないにしろ遮音性は普通に高いです。
また、このイヤーカップの内側に「LR」をデカデカと書き込むのは確かH9シリーズが元祖だったんじゃないかと、結構逆に付けちゃうことがあるのでこれは分かり易くてグッドな部分です。
クッション部分はフカフカで柔らかく何かとても拘っているらしいだけあって触り心地は非常に良好、確かこのクッションは回して取り外して付け替えられたと思うので、将来的にダメになったら買い替えられると思います。

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バンドはなんだろう、多分なんかの皮です、言うてカラーがブラックなのでまあ普通です。
もうちょっとライトなカラーだとこの辺の質感が映えてくると思います。
バンドのクッション部分は少し固めな感じ。
側圧はどうだろう、PXに比べると弱めで適切といった印象。
全体的に縦に長くなれる感じのバンドで、それが上手く人間の頭にフィットする要因なのかもしれません。

B&O BeoPlay H9 3rd

Software

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スマホのソフトウェアはこんな感じ。
ノイズキャンセリングはシンプルにONかOFFしか無いです。
TransparencyモードもONかOFF。
B&W PXはそれぞれの機能の強度を設定できたんですがH9はそういうのは無し、使うか使わないかの2択。
ノイキャンの効きは非常に良く十分な実用性があります。
同様にTransparencyモードも風切り音をマイクが拾い過ぎてうるさいぐらいで外部の音を拾うにはうってつけの機能。
しっかり効く機能をONかOFFで。
なんというかこの辺にもB&Oというメーカーの潔い設計思想みたいなものが感じられます。

また、H9シリーズのソフトウェアの凄い部分として変幻自在のイコライジング機能が挙げられます。
幾つかの音のプリセットの他に非常に優れたUIを使用したオリジナルイコライジングが可能です。
実はこれって結構凄い事、というのはヘッドフォンの音質の違いっていうのは大きくはこのイコライジングによる部分が大きいと僕は思うので、こんなに自由に音を変えられてしまうとメーカー特有の音質とかそんなもんぶっ飛んでしまうわけで、それを盛大にアンロックしてしまうというのは太っ腹というか正直というか。
かなーり自由に音を変えられます。

H9シリーズは基本設計思想を貫き通す一本筋の通ったヘッドフォンでありながらソフトウェアはそれとは逆にとても柔軟でユーザーフレンドリー。
この辺もデザインと似通ったものがあるのかもしれないと思ったりします。

B&O BeoPlay H9 3rd

OVERALL

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現状既に2週間ぐらい、主に食料買い出しの時なんかに良く持ち出して使っています。
着け易いし軽いので自然と良く使うようになります。
ただの移動時間を音楽で有効活用できるのはやはりとてもヨロシ。
しかし、音質に関してはB&W PXの方が満遍なく全てに於いて明らかに上です。
たしかPXって内部的にアプコンしてるしaptX HD使えるし音ではやはりH9は歯が立たない印象です。
ただ冒頭の通りPXは着け心地が致命的なので、やっぱり外使いには向きません。
この辺は使い方のスタイルによって選ぶと良いんじゃないかと。

あとはB&W PXの方が優れていた部分としてPXはAndroidスマホとの接続性の相性が良くて、スマホのBluetoothをONにしてヘッドフォン付ければ再生、取れば一時停止とその辺がツーカーな感じだったんですが、H9はこの辺が微妙。
一回自動でスタンバイモードになると手動で電源ボタン操作しないと復帰しなかったり、接続合図音がよくわからんかったり。
Googleの音声アシスタントに至っては最初こそメールを読み上げてくれたものの、その後まともに動作した試しがなく、っていうかそもそもGoogleアシスタント経由だとBluetoothが繋がらなかったりともうダメダメ。
H9は基本iPhoneベースで作られているような感じはあるので、別に不具合があるわけじゃないんですがAndroidスマホとの接続性が微妙です。
個人的に今後最近発表されたNew iPhone SEに機種変更する予定があるので、その辺り後々調査してみたい所。

さて、今回H9 3rdを購入してみて元々昔使っていたという部分もあるんですが、やっぱりこのヘッドフォンが僕にはしっくりきます。
音質はB&Oにしては低音ブースト気味でブーミーになりがちだけどまずまず、何より外で使い易いというのはとても重要。
思った以上にタッチ操作も使えるし、とても持ち運んで使い易いヘッドフォンに仕上がっており満足。
ワイヤレスヘッドフォンでありながら決して無線だけに偏重した作りではないという点も良いです。
というか何かB&Oは実はあんまり無線やノイキャン機能に乗り気じゃないんじゃないかと今回購入してみて思いました。
決して言わないけど・・・
「ノイズキャンセリングやワイヤレス機能について、現状我々はそれが決してヘッドフォンの音を良くしているとは考えていない」
そんな心の声が聞こえるとか聞こえないとか。

僕は今回色々工夫して比較的安価で購入しいますが、正直定価だとあまりにも高いかなと思います。
或いは定価購入ならナイスな限定カラーを狙っていくのが正しいのではないかと。
また、H9iの方が低音が抑えられて音のバランスが良いような感じも試聴時はしたので、価格的に購入しやすいH9iもいいんじゃないかと思います。
ただH9iはノイキャンが3rdより結構弱いので、その辺は考え所か。

ワイヤレスヘッドフォンは現状無線オーディオ技術の進化待ちで音質はどれもどっこいどっこいな感じなので、着け心地とデザインでBeoPlayシリーズを選ぶのも良いかもしれません。

B&O BeoPlay H9 3rd

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